脳内の住人達

頭の中にいる自分との対話でもあり随筆でもある

目から落ちる汗

普段の仕事で運転しているのもあり、FMラジオをよく聞くんだけど、そこから流れる当時の曲を聴くと何故か心が震えて目から汗が出そうになる。

 

生きているから当然辛い事もあったけども楽しい事もある。思い出は基本どちらに偏る事も無いので過去を思い出してどうこうって事も無い。でも心は言い表せないキュッとなる現象に蝕まれる。あれは一体なんだろうか?

ましてや仕事中だからそんな感傷に浸る時間もない。

 

でも現象として起こるのだからこれは一体なんだろう?と常に頭の中で右往左往している。いつだったか「名探偵コナン」が20周年って事でラジオの企画でコナンのあれこれをやっていた。俺は意外と小学生の頃からコナンを漫画、アニメと見てきたから結構楽しんで聞いていた。(最近のはあまり知らなくて赤井さんが生き返ったのには目が点になったけど)そしてラジオではあるあるの歴代OPとEDをかけている時だった。初代の頃のOP小松未歩さんの「謎」が流れてきた時に初めてその現象が起きたのだ。

曲が流れてすぐに汗がこぼれた訳じゃない。最初はこれだよ!これ!みたいな感じで車中でノリノリで歌っていたのに間奏で何故か目から汗が一粒落ちてきてそれ以来時期的には小から中学校の入学位迄の曲が流れるとキュッと蝕まれる現象が起こる。毎回目から落ちない様にしているが。

 

でもすべての曲が該当する訳でもなくて今の所条件としては、「車中」「仕事中」「お気に入りアーティスト以外」が俺の調べで分かっている。先日もCHARCOAL FILTERの「Brand New Myself~僕にできること~」がラジオから流れてきてその現象が起きて、目から落ちない様に耐えた。当時曲名を知らなくて20年越しに曲名を知った位。俺と同じ年代の人にはマッチって炭酸飲料のCMの曲って言えばわかると思う。でも曲名を知らなくても鼻歌で歌える位当時本当にCMで流れてたし印象に残ってる。そして改めていい曲だから家に帰ってSpotifyで聞いたんだけどこの現象は起きなかった。

この差は一体なんだろうか?

 

感動モノを観たり、読んだりする時とは訳が違う。不意打ちだからなのか?年を重ねたから?原因は分からない。色々多感な時期の時代のものだから?それとも単に心が当時の曲の何かとシンクロして叫びたくなったとか?現状に満足してないから?考えてもキリがないし仮説の題ならいくらでも立てれるが説を詳しく説明してくださいって言われると無理。むしろそんな事に時間を費やしたくない。けど何か身体でサインが出てるんだろうなとは思う。

 

特定の条件で繰り出されるこの現象なんと呼ぼうかとも考えた事もある。キュッとなる現象。でも他にもキュッてなる事はある。おもひでぽろぽろ現象。別に浸ってない。こんな具合で脳内の住人達は頭の中で騒がしくしている。

 

そしてまたいつの日か予告もなくこの現象は起こるのであろう。

その時は車中はどうせ一人。周りの目を気にしないで一粒ぐらい目から出してやろうと思う。その時また何か変わるのかちょっと楽しみだ。だけど流石に明るい時間帯にはやらないで暗い時間でやるよ。流石に恥ずかしいから。気にしないでは流石に無理があったな。

まだ涙と言いたくない年頃でもあるんだなぁこれが。

 

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