脳内の住人達

頭の中にいる自分との対話でもあり随筆でもある

今日から6月に入り、個人的には嫌いな時期が始まる。

暑過ぎず過ごしやすい日々が続くのだから嫌になる事は無縁かも知れないが、梅雨に入る。これが嫌なのだ。まぁ俺が梅雨が嫌いなのは置いといて、この時期は傘が必要になる。この傘深く考えると意外と面白い。

 

折り畳み傘を【常に】持ち歩いてる人はどれ位いるだろうか。全体の20%もいないんじゃないかな。俺は生きてきた中で【常に】持ってる人を見た事が無い。予報で怪しいと言われた時位じゃないかな。怪しいと言われても基本折り畳み傘は持っていかない俺はビニール傘でいいのだが。

 

行きに雨降って傘差して外出て、帰りにやんでると傘を忘れて帰る。翌日とかに傘が目に入ると思い出す。雨降ってて傘差しても役に立たなくてめちゃくちゃ濡れる。勝手に持ってく人。持ってきてるのにも関わらず気になる人や好きな人と密着出来る「相合傘」をしたくてワザと忘れたとかいう人。デパートの陳列でしか見た事無い、色とりどりの傘。使うことを躊躇いそうな高級ブランドの傘。

ここに並べた以外でも様々な傘にまつわる話ってある。

 

俺が思うに人付き合いの縮図にそしてシンプルになったのが傘という存在。

 

いざ必要だって思って使ってみたら別に大丈夫だった。人付き合いで考えたら、自分1人じゃ不安だから長けてる人にお願いしたら意外となんとかなった。

必要だと思って傘を使っても結局すぶ濡れ。助けを呼んでも役立たず。

ずっと持ってると邪魔。距離感近くて鬱陶しい。突然雨が降ってきたけど傘があったから濡れる事は無かった。いざという時頼りになる。

人付き合いに換算するとこの様に人との付き合い方と似てるでしょ?

 

そう考えると傘の使い方でその人の姿を見る事が出来る。勿論全部は分からないけどあくまである程度の話。

お気に入りの傘を大切にずっと使い続ける人は自分をしっかり持ってるとか、その都度傘を買う人は行き当たりばったりとか、周りは傘を差してるのにも関わらず差さない、買わないっていう人はめんどくさがりとか傘1つで色々見る事ができるのだ。

そう考えると傘1つで色々と考察できるなんて面白い物だ。

 

そんな俺はお気に入りの傘を手に入れたとして、無くしたり壊れたりしたら嫌だからビニール傘で構わない。そんな俺をこの記事を読んだあなたは俺の事をどう考察するだろうか。それはそれで楽しみである。

 

最後に傘について色々と書いたが中々買う機会無い傘を贈り物にするのもありなんだと思った。